シワが気になる方へ

シワは、加齢に伴う皮膚のたるみや筋力低下、紫外線や乾燥による肌へのダメージなどにより生じます。シワの原因は様々で、種類も多岐にわたります。
シワの原因
シワの原因は多岐にわたりますが、なかでも加齢や紫外線の影響が大きいです。紫外線によりコラーゲンなどの弾力成分が少なくなり、徐々に肌のハリが低下していきます。加齢に伴うシワは、皮膚のゆるみや筋力低下などが進むことで発生します。その他、乾燥や洗顔時の摩擦、活性酸素などもシワの原因となります。
シワの種類
表情ジワ
表情ジワは、表情を作る表情筋が動くことでできるシワです。
考えるときにできる眉間の縦ジワ、怒ったときにできる額の横ジワ、笑顔になったときにできる目尻のシワなどがあります。
ほうれい線
ほうれい線は、鼻の両脇から口角外側にできるシワです。
原因には、加齢による肌のたるみや筋力低下、乾燥、ダイエットによる脂肪の減少などが挙げられます。
乾燥ジワ
乾燥ジワは、その名のとおり乾燥によってできるシワです。
浅く細かい状態から別名「ちりめんジワ」とも呼ばれており、他人からは暗い印象を持たれてしまいます。また、放置しているとシワが増えて繋がってしまい、深いシワとなっていきます。
当院でできるシワ治療
表情ジワの治療
ボトックス

ボトックス注射とは、ボツリヌス菌が作るA型ボツリヌストキシンを抽出し、無毒化した薬剤を顔面の筋肉に注射する治療です。筋肉の緊張が一時的に緩み、表情ジワを改善する効果があります。上記で説明した眉間の縦ジワ、額の横ジワ、目尻のシワ、ほうれい線だけでなく、顎のシワなどにも効果があり、顔面にできる様々なシワに有効です。即効性はないものの、注射から3日ほどで効果が現れ、2週間ほどで効果がしっかり現れるようになります。効果の持続期間は半年ほどですが、継続することでシワの癖がなくなっていき、予防に繋がります。なお、注入量や注入部位が適切でないと表情が作りにくくなり、無表情・表情が硬いといった印象を持たれることがあります。しかし、この現象は時間の経過に伴って解消されていきます。
ボトックス注射はアメリカのFDAからも承認を受けており、現在では60ヶ国で利用されています。国内でも厚生労働省より承認が下り、美容医療でも活用件数が増加傾向にあります。皮膚科だけでなく眼科領域や脳外科領域、ペインクリニックなどでも利用されています。シワ以外にも顔面けいれんや良性の眼瞼けいれんにも用いられている治療です。
小ジワ治療(レーザー治療)
Gentle max pro(ジェントルマックスプロ)
レーザー治療では、お顔全体にレーザーを照射し、肌にハリを与えて若々しさを取り戻す治療です。当院は「Gentle Max Pro 」を使用しています。ヤグレーザーは、毛細血管に働きかけ、真皮層でコラーゲンの生成を促進することで、赤ら顔やたるみの治療にも効果的です。
治療回数
4週間おきに5回程度の施術を繰り返すことで、肌質改善効果がさらに高まります。
治療後のケアについて
施術後はシミ部分に軽い炎症が現れることがありますので、擦らないようにしてください。治療当日から洗顔や化粧は可能ですが、肌が敏感な状態ですので、紫外線対策をしっかり行いましょう。また、必要に応じて美白クリームを使用することをお勧めします。
注意事項
- 施術前後の過度な日焼けはお控えください。小麦肌には対応可能ですが、日焼けによる赤みがある場合は施術を実施できない場合があります。また、施術後の肌は乾燥しやすく敏感になるため、十分な保湿と紫外線対策を行ってください。
- 妊娠中、授乳中の方は施術ができません。
- タトゥーやアートメイクがある方は、それらがある部位は照射ができません。
- ヘルペスがある方は施術できません。
- 光線過敏症の方は施術ができません。
以下の方は、施術ができない可能性がありますので、事前にご確認下さい。
- 特定の持病や既往症がある方
- 免疫力が低下している方
- 特定の内服薬を服用している方